経産省 産業技術環境局長 奈須野 太
<3つの重要ポイント>
① 炭素中立社会に向けて、CO2排出削減・吸収コストを内部化する「カーボンプライシング」を経済社会活動に取り入れることは不可避である。
② 炭素中立達成以降は、残余排出量と吸収量をグローバルに均衡させる「クレジット取引」が見込まれ、炭素が新たな経営資源となる。また炭素中立以前においても、対策が先行する国・企業と遅れた国・企業の競争条件を均等化させるため、義務的な「排出量取引」や「国境調整措置」が見込まれる。
③ 日本企業は、こうした世界観と長期的な見通しを踏まえて、自らの排出削減のみならず、サプライチェーンやライフサイクルでの排出量把握と削減貢献、グリーン市場の創造など、炭素中立社会のニューノーマルに適応した経営戦略確立が望まれる。
【参考動画】
「第98回 GXリーグの取組み」
〇出演者:経産省
: 産業技術環境局長 奈須野 太
〇司会者:東京大学 名誉教授 伊藤元重
<概要:主な論点>
①基本構想の概要と今後のスケジュール
②排出削減目標とクレジット取引
③参画企業に求められる取組
④革新的技術と
トランジション・ロードマップ
⑤排出量取引/炭素税について
➅自主目標設定と金融資本市場
⑦3つの重要ポイント
Comments