津田塾大学 総合政策学部 教授 伊藤由希子
<3つの重要ポイント>
①診療情報の共有と政策活用
個人単位の診療履歴を活用して、医療機関がどのような属性の患者を受入れ、
どのような治療アウトカムを達成しているのかを示す。
⇒医療政策を検証する目的で、国民の共有情報資源とする。
②急性期病床再編と人材の集約
医療機関ごとの診療履歴を活用して、高い専門性が必要な急性期医療の人材の
集約化と効率化を進める。
⇒急性期治療を効率化し、患者の健康と医療者の業務の改善につなげる。
③公的保険の給付と負担の透明化
健康を実現するためにどこまでを公的保険で維持するか、適正規模を検証する。
そのなかで、透明性の高い給付と負担を実現する。
⇒持続可能な公的保険の規模を考え、透明性の高い制度とする。
Comments