内閣府・大臣官房審議官(経済財政分析担当) 松多秀一
<3つの重要ポイント>
①人現在、我が国経済はいわゆるスタグフレーションと呼ばれる状況にはないが、継続的・安定的な賃上げと需要ギャップの着実な縮小を進め、賃金と物価がともに上昇していく経済を実現し、デフレ脱却を実現することが重要
②一人当たり賃金の伸び悩みは成長と分配の両面での課題を示唆。少子高齢化と人口減少の本格化を見据えて、継続的・安定的な賃上げ、同一労働同一賃金の徹底、働き方の見直し、人への投資が重要
③企業の投資活動は全体として慎重に推移してきたが、官民連携で計画的な投資を進め、脱炭素化やデジタル化に向けた投資を喚起していく必要。これにより、社会課題の解決を付加価値創出に結びつけることが重要
「第124回 「経済財政白書2022」」
~人への投資を原動力とする成長と
分配の好循環実現へ~
〇出演者:内閣府・大臣官房審議官
:(経済財政分析担当) 松多秀一
〇司会者:みずほリサーチ&テクノロジー
:チーフエコノミスト 太田智之
<概要:主な論点>
①概要説明:経済動向・労働力・投資
②消費者物価国際比較:日本が低水準の背景
③雇用環境の現状:ミスマッチ・労働移動
④労働の質の向上に向けて
⑤成長力拡大に向けた投資の課題
➅経済財政運営の課題
⑦3つの重要ポイント
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